摩耶山で講座を開く理由 | JIN's QUEST

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摩耶山で講座を開く理由

   


 

摩耶山のロケーションと由来

私が摩耶山で講座をしている理由ですが、そもそも摩耶山がどういう場所かというと、神戸・六甲山地の中央に位置する山で、山頂近くの掬星台展望台(標高690m)よりの阪神間の夜景が美しく、日本三大夜景のひとつとされています。

摩耶山夜景
その山上に、646年に孝徳天皇の勅願により、インドの伝説的な高僧法道仙人が開創したと伝わる忉利天上寺があり、後に弘法大師が渡唐した際、梁の武帝自作の摩耶夫人(まやぶにん:釈迦の生母)尊像を持ち帰り、同寺に奉安したことから、この山を「摩耶山」と呼ぶようになったとされているのです。
天上寺は摩耶夫人を本尊とする日本唯一の寺であり、日本で最初に安産腹帯をお授けしたお寺としても知られていて、摩耶山の講座の受講生の8割(時には全員!)が女性なのも、そんなところに理由があるのかもしれません。

 

自然のエネルギーに触れる

さて、摩耶山は前述したような場所なので、自然環境がとても良いだけでなく、とても良いエネルギーが流れていて、特に早朝のエネルギーは素晴らしいのです。

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ですから、講座の後、希望者はそのまま会場のホテルに泊まり、夜景を見ながら屋外ジャグジーに浸かり、朝は夜明け前に起きて日の出を待ちながら清冽な氣をしっかり取り込んで行うヨーガは何にも勝るエネルギーチャージになります。

日の出を見た後は、山を30分ほど歩いて山中の小さな湖まで行き、その畔でその日に決めたテーマについて瞑想をします。

 

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季節によっては寒さに震えている人もいるようですが(笑)、様々な気づきを得られる場所なのです。

 

客観的視点

摩耶山で講座を行っている理由の2つ目は、私の講座の目的と具体的に重なるところでもあるのですが、視点を変える、広い視野を持つ、高い視点から俯瞰する、客観的視点から物事を捉える、といったことを実感できる場所だからなのです。

そして、摩耶山では窓を開ければ当然山の空気が流れてきますし、休憩時間にはちょっと外に出て山からの景色を眺めながら山の氣を取り込むことができます。

摩耶山は神戸の街からは直線距離にして10km足らず、大阪からも30kmほどですが、山の上は別世界です。

摩耶ロープウェイ

そして、神戸・大阪・和歌山が一望できます。

普段私たちはその街の中で暮らしているわけですが、その中にいるときには当然のことながらそれだけの範囲を見渡すことはできません。建物や様々な障害物に遮られてせいぜい数十メートルの狭い視野の中で生きているわけです。

しかし、少し立ち位置を変えてみるだけで、見える範囲も、見えるものも、感じるものも大きく変わる。

言われてみればそんなことはあたりまえのようでも、そのことを身を持って体感することや、そういったことを定期的に行って常に新鮮な視点を持ち、客観的に自分や社会を見つめ直してみることがとても大切なことだと思っています。

 

ところで、ここでみなさんに質問です!

摩耶山の夜景は1000万ドルの夜景と言われますが(なぜか夜景になるとドル建てになりますが(笑))、その1000万ドルとは次のうちどれを表したものだと思いますか?

1.他の夜景と比べた価値の高さ
2.夜景を宝石に見立てた金額
3.見えている夜景の電気代

 

 

 

考えましたか?

 

 

では、正解ですが・・・

 

 

正解は・・・ありません!(笑)

まぁ、同じものでも、その見方によって意味が変わる、ということですね。

夜景は確かに綺麗ですが、そこに使用されている電気、そのために使われるエネルギー、環境にかかる負荷、といったことに視点を向けてみれば、単純に綺麗だと言ってられなくなりますね。

 

摩耶山で講座をする3つめの理由

これはぜひ多くの人に読んでもらいたいと思います。

関西在住の方々でも意外と知らない人も多いのですが、六甲・摩耶は今は写真のように素晴らしい緑に包まれた山ですが、一時期、無謀な伐採によって一帯すべて禿山になってしまっていたのです。

摩耶山はげ山

 

明治時代前半には土砂災害も頻繁したため、明治35年(1902年)より防災対策として植林・緑化が始まるのですが、

六甲山植林開始

(植林が開始された頃の再度山・1902年)

六甲山緑回復

(緑を取り戻しつつある再度山・1913年)(神戸市ホームページより)

昭和に入り、太平洋戦争の激化とともに再度荒廃してしまいます。

しかし戦後、阪急電鉄創業者の小林一三がイニシアティブをとって兵庫県や神戸市を動かし、六甲山復興が進められ、現在の美しい山に「作り直された」のです。。。

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おそらく、明治初期の禿山を見たほとんどの人は、そこが豊かな森になることなど夢にも思わなかったと思います。

しかし、夢を持ち、理想を描き、諦めずに行動することで、山でさえ生き返らせることができる。

今の社会の状況をみて、どうせ何かやっても無駄と思えてしまうこともあるかもしれません。

けれども、そこを諦めず、私たちにとって本当に大切なものは何かを見つめ直し、そのためにできることを、ひとつひとつ積み重ね、今より少しでも本当に幸せな世界を創っていく。

そこに、私たちが人として今この地球で生きる意味があるのではないでしょうか。

摩耶山はそんなことを気づかせてくれる場所でもあるのです。

 


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