“ちがい”を豊かさに ~共に生きる社会をつくるために~講演録1 | JIN's QUEST

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“ちがい”を豊かさに ~共に生きる社会をつくるために~講演録1

   


 

今日は「ちがいを豊かさに」というテーマでお話しをさせていただきたいと思います。

私から一方的にお話しをするのではなく、少しワークを交えながら、皆さんと一緒に考えていければと思っています。

現在世界では、自然災害を含め、いろいろなことが起きていますけれども、すべての人が本当に安心して暮らせる社会というのが、大きな意味で人権の尊重された社会ではないかと思います。

特に今回の東日本大震災以降、原発の問題なども、単に被災地の支援や災害復興ということでは終わらない問題が提示されており、やはり私たちの社会の在り方というものを見直していく必要があるのではないかと思います。

今日はそういうことも含めて、単に違いをどう認め合うかということだけではなく、社会のすべての人が安心して共に生きられる社会をつくっていくためにはどうしたらいいのかということを一緒に考えていければと思いますので、よろしくお願いします。

さて、まず皆さんに白い紙を1枚お配りしました。この1枚を大きく使ってこれから「自己紹介シート」を作って頂きます。

紙を横にして、真ん中に楕円を書いてその中にできるだけ大きく名前を書いてください。次に、4つの枠に区切ります。これから4つのことを書いていただきますが、一通り説明をしていきますのでまず聞いてくださいね。

ここでは、お互いに全く知らない人同士が集まる会合だと仮定して自己紹介をします。

たいていの場合、最初にまずは名前を言いますよね。

次に、たとえば「今日は人数が多いので、名前の他には1つだけにしてくださいね」と言われたら何というか考えてみてください。

「私は○○です」という感じで、たったひとつだけの要素です。それを1つ目の左上の枠に書いてください。

次に、「たったひとつか~、何にしようかな・・・」と考えて一つを決めて行った後に、「せっかくなので所属も教えていただけますか」と言われたら何と言うでしょうか?

これは「私は何々の一員です」という形で2つ目の左下の枠に書いてください。

書いていただく所属のグループ・カテゴリは全く自由です。仕事などは全く関係ないところで、何かの一員だと言わなければいけないとしたら何というか考えてみてください。

次に「ちなみにどちらのご出身ですか?」と言われたらどこと答えるか、3つ目の右上の枠に書いてください。

最後の4つ目の枠には、どこか外国に行って自己紹介をするとして、先ほどと同じように名前の他にはたったひとつと言われたら、外国で周りの人は皆外国人だったら何と言うかを書いてみてください。よろしいでしょうか。後で使いますので、必ずこの4つを埋めておいてください。

それでは早速、皆さんと一緒にワークをするところから入っていきたいと思います。その準備として、私が今から皆さんの背中にシールを貼らせていただきます。シールは文房具屋で売っているいろいろな色の丸いシールです。これも後でワークに使いますので、他の人のシールを見てもシールの色については一切しゃべらないでください。貼られていない気がするという人は手を挙げてください。大丈夫ですか。

それではワークショップのお約束ですけれども、例えば「あのとき、あの人ね、こんなこと書いていたわよ」といったことを外では決して言わないということを約束してくださいね。よろしいでしょうか。では、その場でお立ちいただけますでしょうか。もし足が悪いとか、腰を痛めているという方がいらっしゃいましたら、その場に座ったまま笑顔で迎えていただければ結構ですので、無理はなさらないでください。

それでは今からグループ分けをします。どのようにするかというと皆さんの背中に貼ったシールの色が同じ色の人同士で集まっていただくのですが、1つだけルールがあります。

今から一切言葉を使ってはいけません。口パクも駄目、筆談も駄目、指文字も駄目です。ですから自分の背中に貼られた色が何色か分からないわけですが、どうやって同じ色の人と集まるのかはご自分で考えて行動してください。一切質問は受けません。いいですか?

(ここでこの記事をお読みのみなさんも、どうやったら同じ色の人と集まれるか、考えてみてくださいね!)

では言葉を使わずにグループ分けをどうぞ始めてください。同じ色は1つのグループにまとまるように、同じ色の人が見つかっても、他に同じ色がいないかなと探して仲間を見つけてください。さあ、だいたい分かれてきた感じですか。ではストップしてください。

(講演録2へつづく)


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